ドライアイの方はオルソ可能?
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- カテゴリ: オルソケラトロジーとは
- 作者: オルソケラトロジーラボ
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ドライアイの方はオルソ可能?
ドライアイの方はオルソケラトロジーの使用が可能なのでしょうか?
ドライアイの方のオルソケラトロジーの処方
実は、専門家や医師の間でも、ドライアイの方のオルソケラトロジーの処方には賛否両論あるのです。そもそも、否定派の方はドライアイの場合はコンタクトレンズも使うべきではないという主張なので、オルソケラトロジーも同様の主張となっています。
日本コンタクトレンズ学会が定めた「オルソケラトロジー・ガイドライン」にも、「慎重処方」と記載されています。
オルソケラトロジー・ガイドラインの一部抜粋
慎重処方
ドライアイを起こす可能性のある薬物治療あるいは視力に影響が出る可能性のある薬物,抗炎症薬(例えばcorticosteroid)の投与を受けている患者またはその予定のある患者
ここでも、絶対にダメな「禁忌」ではなく、「慎重処方」となっているのは意見が分かれているからなのです。しかし、実際には、ドライアイでもコンタクトレンズを使っている方がたくさんいるように、軽度のドライアイが理由でオルソケラトロジーが受けられないというケースは少ないようです。しかし、この判断に関しては処方をする眼科専門医に相談しましょう。
実際にコンタクトレンズよりも、睡眠時に使うオルソケラトロジーのレンズは酸素透過性が高く、角膜に酸素を供給しやすいため、理論上は、一般的なコンタクトレンズよりは目が乾くドライアイに向いているのです。